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【Q】 【相互作用】グリベックと併用禁忌、併用注意の薬剤は?
【Answer】
グリベックと併用禁忌の薬剤はありません。
グリベックと併用注意の薬剤は下記の通りです。
併用注意(併用に注意すること)| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| L-アスパラギナーゼ | 本剤との併用により肝障害の発現率が上昇したとの報告がある。 | 機序は不明であるが、共に肝障害の副作用を有する。 |
| アゾール系抗真菌剤 エリスロマイシン クラリスロマイシン |
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 本剤とアゾール系抗真菌剤(ケトコナゾール)の併用により、本剤のCmax及びAUCはそれぞれ26%及び40%増加した。 |
これらの薬剤はCYP3A4活性を阻害することにより、本剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| フェニトイン デキサメタゾン カルバマゼピン リファンピシン フェノバルビタール セイヨウオトギリソウ (St.John's Wort, セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 |
本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 フェニトインを長期投与中の患者に本剤を投与した場合、フェニトインを服用していない患者と比べ本剤のAUCは約5分の1であった。リファンピシン投与中に本剤を併用投与した場合、単独投与時に比べ、本剤のCmax、AUCがそれぞれ54%及び74%低下した。 |
これらの薬剤等はCYP3A4を誘導することにより、本剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させる可能性がある。 |
| シンバスタチン シクロスポリン ピモジド トリアゾラム ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗剤 |
これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 本剤とシンバスタチンの併用により、シンバスタチンのCmax及びAUCは平均でそれぞれ2及び3倍の増加を示した。また、この相互作用には大きな個体差がみられ、Cmax及びAUCにおける比(併用/単独)の個別値はそれぞれ0.54~17.6及び0.75~15.7(最小値~最大値)の範囲であった。 |
本剤のCYP3A4阻害作用によりCYP3A4基質薬物の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| ニロチニブ | 本剤及びニロチニブの血中濃度が上昇することがある。 本剤とニロチニブの併用により、本剤のAUCは18~39%、ニロチニブのAUCは18~40%上昇したとの報告がある。 |
ニロチニブがCYP3A4及びP糖蛋白の活性を阻害して本剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。また、本剤がCYP3A4及びP糖蛋白の活性を阻害してニロチニブの血中濃度を上昇させる可能性もある。 |
| ワルファリン | 本剤との併用によりプロトロンビン比が顕著に上昇したとの報告がある。抗凝固剤の投与が必要とされる場合は、ヘパリンの投与が望ましい。 | 本剤のCYP2C9阻害作用によりワルファリンの代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| アセトアミノフェン | 本剤と高用量のアセトアミノフェン(3~3.5g/日)との併用により重篤な肝障害が発現したとの報告がある。 | 機序は不明であるが、両薬剤による肝毒性が増強される可能性がある。 |
| グレープフルーツ ジュース | 本剤の血中濃度が上昇することがある。本剤服用中は飲食を避けること。 | 発現機序の詳細は不明であるが、グレープフルーツジュースに含まれる成分がCYP3A4を阻害することにより、本剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
<参考資料>
・グリベック錠 使用上の注意解説
Q.【投与時の注意】禁忌とその理由は?
Q.【投与時の注意】慎重投与とその理由は?
Q.【投与時の注意】飲み忘れた場合はどうすればいいか?
Q.【投与時の注意】過量投与の報告は?
Q.【投与時の注意】グリベック投与中に必要な定期的な検査は?
Q.【相互作用】グリベックと併用禁忌、併用注意の薬剤は?
Q.【相互作用】グレープフルーツジュースとの相互作用はあるか?
Q.【相互作用】グリベック服用中に市販の風邪薬を飲んでも良いか?
Q.【相互作用】グリベック服用中に飲酒は可能か?
Q.【患者別】高齢者への投与は?
Q.【患者別】妊婦への投与は?
Q.【患者別】授乳婦への投与は?
Q.【患者別】小児への投与は?
Q.【患者別】腎障害時の投与量は?
Q.【患者別】肝障害時の投与量は?