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MCR達成率および無増悪生存率は、グリベック群で有意に優れていました(図2,3)。この結果を受けて、IFN Failure/Intolerant-CMLという適応の条件が削除され、1st-lineとして認められるようになりました。
図2 MCR達成率

図3 無増悪生存率

1st-line治療としてIFN-α+Ara-C併用療法を行っていた患者の65%は、グリベック治療にクロスオーバーされているため、治療開始後60ヵ月の報告では、1st-line治療としてグリベックに割付けられた患者で解析されました。
グリベック群の無増悪生存率は83%(図4)、全生存率は89.4%で、CMLに関連した原因による死亡は4.6%でした(図5)。また、累積反応率は治療1年目から5年目にかけて上昇し、治療継続によって効果が得られることが示され、60ヵ月目のCHR98%、MCR92%、CCR87%でした(図6)。さらに、治療開始後1年毎に区切って計算された年次全増悪イベント発生率においても、2年目以降は減少し、5年目は0.9%でした(表1)。
通常のがん治療では、治療期間が長くなれば有効性が低下することが多いですが、グリベックは長期に渡って効果を維持するだけでなく、治療継続によって治療効果はさらに上昇することが示されました。
図4 無増悪生存率

図5 全生存率(ITT解析)

図6 累積反応率

表1 増悪イベントの年次推移

治療効果別の予後を検討したところ、12ヵ月でCCR達成した群では97%が、18ヵ月でbcr-abl遺伝子レベルの3log減少(MMR)を達成した群では100%が慢性期を維持したまま生存していることが示されました(図7,8)。
図7 AP/BCへの進行を伴わない生存率
-治療開始12ヵ月時点での細胞遺伝学的効果別

図8 AP/BCへの進行を伴わない生存率
-治療開始18ヵ月時点での分子遺伝学的効果別

主な非血液学的毒性は、浮腫、吐気、筋痙攣、下痢、発疹などでした。なお、グリベックのGrade3/4(CTC分類)の副作用は、2年目または4年目以降に新たに出現する率が低いことから、主な副作用は治療開始の早期段階で発現し、2年目以降、4年目以降の発現は減少することが明らかになりました(表2)。
表2 有害事象(Grade3/4)

グリベック群の治療継続率は69%(382例)と良好な忍容性が示され、治療中止が28%(157例)、IFN-α+Ara-Cへのクロスオーバーは3%(14例)でした。なお、副作用発現が中止の理由となったのは、23例(約4%)でした。
また、グリベックの投与量は全例で300mg以上で、400mgが80%を占め、平均投与量は382mgでした。
※本コンテンツに掲載されている内容には海外で実施された試験が含まれており、本邦で承認されている効能・効果および用法・用量とは異なる場合がございます。
日本国内における効能・効果、用法・用量等については添付文書をご参照ください。