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フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病

フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病治療の進め方と目指すところは?

フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病治療の目指すところは、体内の白血病細胞をゼロにすること(Total(トータル) Cell(セル) Kill (キル))です。これを達成するための治療戦略としては、早い時期に完全寛解に到達させ、できるだけ良好な状態で造血幹細胞移植を行うことが、もっとも有効と考えられています。
治療は2段階で進行され、第1段階では完全寛解、第2段階では白血病細胞の根絶を目的に行われます。
その期間は、数ヵ月から数年を要します。また、治療後も定期的に検査を行い、合併症がないか、再発していないかなどを観察していきます。

体内白血病細胞数と診断後の時間経過


1.第1段階の治療

寛解導入療法として、グリベック®併用化学療法を行います。寛解導入療法は、血液検査値の正常化およびすべての臨床症状の消失という完全寛解を目指します。
完全寛解になると、白血病細胞が減少し、正常な血液細胞をつくれる状態となっています。ただし、治療を中止すると再発するため、第2段階の治療に進みます。

治療経過


2.第2段階の治療

寛解後療法として、造血幹細胞移植あるいは地固め療法+維持療法としてグリベック®併用化学療法を行い、体内の白血病細胞をゼロ、すなわち根絶を目指します。
造血幹細胞移植は、年齢、ドナーなどの条件を満たし、さらに移植に関連したリスクを考慮した上で、その実施を検討します。移植が適応とならない場合は、体内に残っている白血病細胞を限りなくゼロに近づけるため、強めの化学療法とグリベック®を組み合わせた地固め療法、その後、グリベック®を主体とした維持療法を実施します。なお、この間にドナーが得られ、移植が適応となった場合には、移植へと移行します。



フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病

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